イエイとイエウールどちらが良いの?不動産一括査定サイト2社を徹底比較
現在日本には、約30以上の不動産一括査定サイトが存在しています。
その中でも大きな注目を集めているのが、『イエイ』と『イエウール』です。
『イエイ』は運用歴も10年以上、TVCMも放映されている知名度の高いサイトです。
一方『イエウール』は2014年からスタートしたまだまだ運用歴の浅いサイトですが、2018年には累計利用者数1000万人を突破するなどの急成長を見せています。
イエイとイエウール。名前もよく似た2つのサイトには一体どんな違いがあるのか、今回は徹底的に比較していいきます。
イエイとイエウールの基本情報
まずはイエイとイエウールの基本情報をおさらいしておきましょう。
ここでは、実績と提携不動産会社数、運用歴、運用会社を表にまとめてみました。
サイト名 | イエイ | イエウール |
---|---|---|
実績 | 累計利用者数400万人以上 | 累計利用者数1000万人以上 |
提携不動産会社数 | 1000社以上 | 1800社以上 |
運用歴 | 2007年 | 2014年 |
運営会社 | セカイエ株式会社 | 株式会社Speee |
両者とも利用者数が多く、サイトの人気ぶりとユーザーからの信頼度がうかがえます。
中でもイエウールは、2017年の2月に累計利用者数が1000万人を突破しました。
3年足らずで1000万人を突破しているので、イエイの累計利用者数400万人と比べるとその急成長ぶりが見て取れます。
イエイを運営するセカイエ株式会社とは
イエイを運営するセカイエ株式会社は、徹底した顧客目線を掲げ、情報格差をなくすことを使命とするIT企業です。
イエイ以外にも、リフォームや土地活用を扱うウェブサービスを展開しています。
リフォームグッズで有名な『リノコ』の運営も、セカイエ株式会社です。
イエウールを運営する株式会社Speeeとは
運営会社の株式会社Speeeは、デジタルコンサルティングとインターネットメディア事業を主としたIT企業です。
イエウールの他に、外壁リフォーム業者とのマッチングサイト『ヌリカエ』を運用しています。
また、イエウールの事業責任者の池田さんは、元々不動産業界で売買仲介の営業マンをしていたということもあり、専門家が運営するサイトという安心感があります。
査定依頼ができる不動産会社を徹底比較
イエイとイエウール、それぞれの基本情報と運営会社を比較したところで、続いて査定が依頼できる不動産会社を比較していきましょう。
提携不動産会社数は、
イエウール:1800社以上
と、イエウールに軍配が上がっています。
では、都心で査定した場合と田舎で査定した場合で依頼できる不動産会社の数に違いはあるのでしょうか。
ここでは査定する物件の条件を揃えて比較していきます。
都心で査定依頼ができる不動産会社を比較
今回は条件を揃えて比較するために、「SUUMO住みたい街ランキング2018」で2位にランクインした恵比寿の物件で比較していきます(1位の吉祥寺は23区外で少し郊外なので、今回は恵比寿で比較していきます)。
以下が東京都渋谷区恵比寿で分譲マンションの査定を依頼しようとした場合の、査定が依頼できる不動産会社です。
イエイで査定を依頼するなら2社、
イエウールで査定を依頼するなら3社の不動産会社に査定依頼ができました。
やはり提携している不動産会社が多いイエウールの方が、同じ条件でも依頼できる不動産会社が多いという結果になりました。
ただ、大成有楽不動産以外はそれぞれ異なる不動産会社に査定が依頼できました。
イエイを選ぶと査定ができない会社がイエウールにはあり、イエウールを選ぶと査定できない不動産会社がイエイにはあるということも覚えておいてください。
田舎で査定依頼ができる不動産会社を比較
今度は逆に田舎・郊外で査定が依頼できる不動産会社に違いはあるのかを比較していきます。
今回比較するエリアとして選んだのは、gooランキングの「田舎と聞いて真っ先に思い浮かぶ都道府県ランキング(2016年)」で1位だった青森県です。
以下が青森県平川市で一戸建ての査定を依頼しようとした場合の、査定ができる不動産会社です。
イエイで査定を依頼しようとすると、査定を依頼できる不動産会社が残念ながら見つかりませんでした。
一方、イエウールなら査定を依頼できる不動産会社を見つけることができました。
1800社と提携しているというのは、ただ数が多いというだけでなく、それだけ広いエリアをカバーできている証拠だといえそうです。
査定の流れを徹底比較
イエイとイエウールでは、それぞれ査定を依頼するまでにどれくらいの時間がかかるのか、査定依頼の流れを見ながら比較していきましょう。
イエイで一括査定を依頼する流れ
『イエイ』の査定の流れを見ていきましょう。
まずは、トップページから、物件タイプと都道府県、市区町村、エリアを選択し、「次へ」をクリックしてください。
すると、物件情報を選択・入力する画面に移ります。
ここで選択・入力するのは、査定物件の所在地、建物面積、間取り、建築年、査定物件との関係になります。
入力し終えると、今度は下にアンケート記入欄が現れます。
ここでは、物件の現状、査定理由、(不動産会社への)希望など、(売却に関しての)傾向、査定方法、要望質問など(任意)を選択・入力していきます。
そして最後に名前、年齢、携帯電話番号、メールアドレス(任意)を入力すれば完了です。
すると、対応する不動産会社がピックアップされるので、最後に赤い申し込みボタンをクリックして査定を依頼しましょう。
イエウールで一括査定を依頼する流れ
『イエウール』では、スタッフとLINEでやり取りをするように査定依頼ができます。
まずは、物件種別を選択してください。
すると、物件所在地を選択する画面に移ります。
全て選択肢の中から選ぶことができます。
続いては所在地の詳細を入力していきます。
マンションの場合はマンション名と号室、専有面積を、一戸建ての場合は土地面積と建物面積を入力する仕様になっています。
また、この物件に関するアンケートにて、物件の現況についても入力していきます。
物件情報の入力が完了すれば、あとは売主の個人情報の入力です。
氏名、年齢、連絡先を入力してください。
個人情報が入力できれば、訪問査定か机上査定のいずれかを選択し、無料査定スタートのボタンをクリックしてください。
すると、最後に査定を依頼する不動産会社を選択する画面に移ります。
査定を依頼してい不動産会社を複数社選択肢し、無料査定スタートのボタンを押せば、一括査定の依頼は完了です。
とにかく手軽に査定依頼をしたいのならイエウール
それぞれの査定依頼の流れを見ると、入力項目が少なく、チェット方式で入力しやすいイエウールの方がより手軽にカンタンに査定を依頼できることがわかりました。
一方でイエイは査定に関する悩みを選択できたり、不動産会社への希望を記入する欄が設けてあったりするので、依頼をするまでに時間がかかります。
査定価格は知りたいが、いろいろと入力するのは面倒という方は、イエウールを選んで査定を依頼するのがいいでしょう。
サービス内容徹底比較
最後に、不動産一括査定以外のサイトの充実度を比較していきます。
イエイはサポート体制が充実
イエイは不動産一括査定だけでなく、不動産売却に関する知識が身につくコンテンツも豊富に揃っています。
また、アフターフォローが充実しており、
・不動産会社へのお断り代行サービス
・24時間対応のサポートデスク
・対面式の個別相談デスク(東京のみ)
といったサービスがあります。
初めての不動産売却で、不動産会社に対して不信感があるという方は、アフターフォローの充実したイエイがおすすめです。
イエウールは一括査定の依頼に特化!圧倒的な使いやすさが魅力
不動産売却の情報コンテンツこそありますが、イエイと比較すると充実しているとは言い切れないのがイエウールです。
また、アフターフォロー体制も問い合わせサポート程度で、運営会社への電話か問い合わせ専用のメールアドレスが公開されているだけのものになっています。
ただ、一括査定サイトとしての使いやすさは、イエイだけでなく他の不動産一括査定サイトと比較しても群を抜いて使いやすいデザインです。
AIとのLINEのやり取りをするような形式で査定を依頼することができ、まずは家がいくらで売れるのかが知りたいだけなら、イエウールで一括査定をする方が手軽でおすすめです。
イエイとイエウールどちらか迷ったときはイエウールがおすすめ
ここまで様々な角度からイエイとイエウールを比較してきました。
今回比較した項目を一覧にまとめましたのでもう一度確認しておきましょう。
サイト名 | イエイ | イエウール |
---|---|---|
実績 | 累計利用者数 400万人以上 |
累計利用者数 1000万人以上 |
提携不動産会社数 | 1000社以上 | 1800社以上 |
都心(東京都渋谷区恵比寿) で査定できる業者数 |
2社 | 3社 |
田舎(青森県平川市) で査定できる業者数 |
0社 | 1社 |
査定依頼にかかる時間 | 2分30秒 | 1分30秒 |
アフターフォロー | 4つのサービスあり | 問い合わせフォームと電話番号の公開のみ |
運用歴 | 2007年 | 2014年 |
運営会社 | セカイエ株式会社 | 株式会社Speee |
ここまでを振り返ると、イエイとイエウールどちらが良いのかと聞かれれば『イエウール』がおすすめという結果になりました。
やはり運用開始から3年で累計利用者数が1000万人を突破したという実績には安心感があります。
1800社以上という提携不動産会社数の多さは、それだけエリアカバー率が高い査定サイトだということです。
また、仮に田舎エリアで査定してくれる業者が提携先にいない場合でも、査定をしてくれる不動産会社を見つけてくれるシステムがあるのはありがたいですね。
まとめ:イエイとイエウールを比較した結果は
今回は不動産一括査定サイトのイエイとイエウールを徹底比較していきました。
不動産一括査定サイトは、多くの不動産会社を比較することができるのが大きなメリットです。
その点、提携不動産会社数が1800社以上あるイエウールは、これまで1000万人以上の人が利用してきたという実績も納得です。
一方のイエイにも、アフターフォローが充実しているという特徴を持った一括査定サイトです。
結果としては、比較した6項目中5項目で優れており、一括査定サービスとしての使いやすさからイエウールに軍配が上がりました。
もし、どちらの一括査定サイトを使うか迷っているのであれば、まずは『イエウール』で一括査定をしてみましょう。