家の値段はどう決まる?家を売る時の5つの価格と調べ方
家を売りたい人、もしくは家を売ろうかなと考えている人、まず知りたいのは、”今この家を売るならいくらで売れるのか”ですよね。
そして、家を売った後のことを考えると”どうすればもっと高くうれるのか”は気になるところではないでしょうか。
住宅ローン残債の完済や、不動産会社への仲介手数料、その他にも家を売るのには意外と費用がかかるものですから。
家の値段の調べ方
不動産一括査定サイトを使う
不動産一括査定サイトを使えば、必要情報を入力するだけで、複数社から査定見積りを取り寄せることができます。
わざわざ不動産会社まで足を運ばなくても、スマホやパソコンからいつでもどこでも利用できます。
匿名査定も可能な『LIFULL HOME'S(ホームズ)』の不動産売却
不動産ポータルサイト『LIFULL HOME’S』が提供する不動産一括査定には、会員登録することで利用できる匿名査定もあります。
その他の不動産一括査定サイトは、個人情報を不動産会社に送ることになりますが、『LIFULL HOME’S』の匿名査定なら、個人情報を不動産会社に送ることなく査定を受けることができます。
また、全国の各地の売買事例から相場を知ることができる、プライスマップというコンテンツも魅力的です。
売却から住み替えまでの流れを、このサイト1つでまかなうこともできるほど、ボリューム満点のサイトになっています。
不動産一括査定サイトでは、入力情報に合わせていくつかの不動産会社から査定見積りを送ってもらえます。
しかし、送ってもらった査定価格はあくまで机上査定の価格であるため、正確な査定価格を知るためには、実際に家まで来てもらい訪問査定を受ける必要があります。
査定価格の決まり方
不動産会社は、査定価格を決める際に「事例比較方式」を採用していることが多いです。
この方式では、チェック項目ごとに不動産の評価を点数化し、過去の事例と比べて価格を決定していきます。
また、一戸建て住宅の場合は、「土地」と「建物」によってポイントが異なり、その総合評価によって比較していきます。
・立地条件
・住宅の位置
・築年数
・共用部分(マンションの場合)
・専有部分(マンションの場合)
を気にしておけば大丈夫でしょう。
特に気をつけたいのは築年数です。
築年数が20年以上だと建物自体の価値はほとんどゼロになってしまいます。
もし、家を売ることを考え始めたのなら、築年数が増える前に売却へ行動を起こすべきです。
家の相場価格を知る
一括査定を受けると、ある程度金額が固まっていることに気づくでしょう。
その中に、ずば抜けて高い金額を提示してきた不動産会社があったら…。
高く売りたいアナタは思わずそこを選んでしまいたくなりますよね。
ただし、あいまいな根拠で高い金額を提示して顧客を集めようとする業者もいるので注意が必要です。
不動産ポータルサイトを使う
相場価格を調べるには「Suumo(スーモ)」や「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」、「at home(アットホーム)」などの不動産ポータルサイトを使ってみるのがおすすめです。
自分が売りたい家と同条件、あるいは類似条件の家がいくらで売りに出されているか簡単に調べることができます。
チラシやフリーペーパーを利用する
ポータルサイトに掲載されている不動産は、首都圏や都会の物件が多いです。
また、掲載料も安くはなく、大手不動産会社が抱えている戸建てやマンションが中心になっています。
一方で郊外の家を売りたいと思っているのなら、新聞に折り込まれている広告やポスティングチラシ、物件情報が掲載されているフリーペーパーなどの情報もチェックしておくべきでしょう。
同時に地元の不動産会社の情報も入手できますので、けして侮れません。
レインズマーケットインフォメーションを利用する
REINS(レインズ)とは、国土交通省が指定した不動産指定流通機構のデータベース(または不動産流通機構の呼称)です。
不動産会社は仲介する物件をレインズに登録し、また登録された物件を自由に閲覧することもできます。
このレインズが入力条件別の取引情報を公開しているのが、レインズマーケットインフォメーションになります。
国土交通省の土地総合情報システムを活用する
築年数の古い戸建て住宅の場合は、売却価格のほとんどが土地の値段になってしまうこともありえます。
土地総合情報システムを使えば地価公示や都道府県地価調査を閲覧することができます。
また、レインズマーケットインフォメーションのように、不動産取引価格の情報検索も行えるので、価格を知るために活用したいサービスです。
土地の価格に関しては、固定資産税評価額や、相続税路線価によっても価値が決まります。
しかし、売却に関して言えば実売価格の相場を基準にする方がベターと言えます。
希望売却価格を決めよう
家を売りたい人は、様々な理由があって家を売る決断をした方ばかりです。
家を売ることが目的ならかまいませんが、みなさんにとって家を売ることは、次へ進むための手段のはずですよね。
そのためにも、できるだけ高い値段で家を売りたいと思っていることでしょう。
売り出し価格を決める
希望売却価格が決まれば、不動産会社の担当者と相談して、実際に売りに出す価格を決めましょう。
査定価格や相場を参考に少し上乗せするくらいの価格なら、受け入れてくれるでしょう。
しかし、営業員の経験から、確実に難しいと言われるのなら、相談してすり合わせていく必要があります。
購入希望価格の提示
不動産会社の売却活動が実り、購入希望者が現れると、ほとんどの場合売り出し価格よりも安い購入希望価格を提示されます。
納得の価格で家を売るために
家の価格は需要と供給のバランスによって成り立ちます。
「売主の売りたい金額」と「買主の買いたい金額」が一致して初めて価格が成立するのです。
そのため、納得の価格で家を売るためには
相場価格を知り、査定価格と比較する、
希望売却価格に真摯に向き合う不動産会社を選ぶ、
購入希望額に合わせて値下げする分も加味して売り出し価格を決める。
このことがとても重要です。