家を売るための重大ミッション!「不動産会社選び」の3大要素

2018/03/14 投稿 2019/02/28更新

家を売る理由は千差万別ですが、どの方にも共通しているのが、できるだけ高く、なるべく早く、なにより納得して家を売りたいということでしょう。

そのために一番重要なのは、家を売りたいアナタにピッタリのパートナー=不動産会社選びです。

何となく買ったとこでお願いすればいいと思ってたな…。おかげで全然売れてないけど…。
特にはじめて家を売るときには、どこの不動産会社にお願いするのがいいかなんて見当もつかないですよね。売れた後で悔しい思いをしないために、ベストパートナーとなる不動産会社の見つけ方をお教えします!

「不動産会社選び」は会社ではなくヒト選びです!

不動産会社を選ぶときにかならずしてほしいことがあります。

それは、不動産一括査定サイトで複数の不動産会社から査定見積りをもらうこと、それから、実際担当者に会って話を聞いてもらうことです。

不動産一括査定サイトでは必要情報を入力することで、ある程度自分に合った不動産会社を絞って紹介してくれます。その中から、まずは机上査定を出してもらい、さらに、家に来て査定をしてもらう業者を選びます。
話を聞くんじゃなくて、聞いてもらうのね。たしかに、自分の話ばかりでこっちの相談を聞いてくれない担当者は遠慮したいよ。

家を査定してもらうときには通常、不動産会社の営業員がやってきて、実際に家の状態を確認する訪問査定があります。

このとき、「この担当者は自分の家を売るのにふさわしいのか」をこっちは査定してやりましょう。

不動産会社選びの3大要素とは?

よし、なめてかかってくる営業員がいたら査定ではじいてやるぞ!ところで、何を基準に査定すればいいのかな?
まったくもう(そもそも、なんで敵意むき出しなのよ)。

不動産会社を選ぶときに気をつけたいポイントは3つです。

・査定価格に明確な根拠はあるか
・売りたい家と同条件、または類似条件の売却実績があるか
・売主と真剣に向き合い、一蓮托生で動いてくれるのか

この3つを意識して、訪問査定にやってくる営業員を迎えましょう。

査定価格に明確な根拠はあるか

査定価格が思っていたより高かったら、当たり前ですが嬉しいですよね。

ですが、ここで舞い上がって忘れてはいけないのが、なぜその査定額になったのかの根拠を聞くことです

もし、その営業員があいまいな返答しかできないようであれば、顧客を増やすために、買い手がつかないとわかっていながら高額で査定を出しているかもしれません。

そういった悪徳業者にはくれぐれも注意してください。

そんなことってありえるの!?
ありえるんです…。そうならないために、適正な売却価格=市場相場価格は事前に把握しておいてくださいね。

売りたい家と同条件、または類似条件の売却実績があるか

不動産会社にはそれぞれ得手不得手があるものです。

都心の場合はある程度カバーしているかもしれませんが、郊外の場合はとくに売りたい家のエリアでの販売実績には注目しておいてください。

このとき、契約を取りたいがためにウソをいう営業員がいるかもしれません。

不動産ポータルサイトを使って調べておくのも効果的です。

また、マンションの売りに強い、一戸建ての売りに強いなども確認しておきましょう。

”このエリアでは初めてなんです”なんて言われたらとても不安で契約できないよ。あと、賃貸物件ばかり扱っている不動産屋もなあ。
しっかり見極めていきましょうね。

 

売主と真剣に向き合い、一蓮托生で動いてくれるのか

不動産会社の営業員にとっては、数あるうちの一つかもしれませんが、売り主にとっては一世一代のイベントになるかもしれないのが、家を売るということです。

売主がなぜ家を売ることになったのか。

その理由や、家を売ることへの不安、悩みを丁寧に聞いてくれて、それに対して的確な提案をしてくれる。

そんな営業員のいる不動産会社こそが、あなたのベストパートナーです。

GOOD!でないと本当に信頼のおける不動産会社を見つけることはできません
ヒトで選ぶってことは人柄や相性も大事にした方がいい?
そうですね!疑問や不安ができるたびに相談する相手にもなりますし、ぎこちないやりとりしかできないようであればストレスを感じてしまうかもしれません。それは避けたいですね。

そもそも不動産会社とは?

不動産関連の仕事に携わっていない方が、不動産会社と接する機会というのはそう多くはないはずです。

家を借りるとき、家を買うとき、そして家を売るときくらいのものでしょう。

なので、そもそも不動産会社がどういった会社なのかも分からず、どこでも同じだと考えてしまうのは仕方がないことなのかも知れませんが、不動産会社と一言で言ってもその業務は売買仲介、賃貸仲介、買取転売、管理、開発と多岐にわたります。

なので、家を売る場合には仲介契約をする不動産会社が「売る業務にどれだけ強いか」を見なくてはなりません。

アパートの部屋を借りるとか、家を買うときにお世話になるっていうイメージしかないな。
そういう人ばかりだと思います。
家を売りたいのに、賃貸に強い不動産屋を選んでも意味がないってことだね。

不動産買取業者

家を売る方法には、仲介だけでなく買取もあります。

不動産会社の中には仲介と同時に買取を行っている業者もあります。

じゃあそこに頼めばすぐに売れるの?
どうしてもすぐに現金化したいという方なら買取を依頼すべきだと思います。しかし、買取価格は市場相場の6~7割程度になることが多く、高く売りたい方にはおススメできません。

今回は、できるだけ高く、なるべく早く、なにより納得して家を売ってもらうため、不動産仲介業者選びをメインにご紹介させていただきます。

大手不動産会社と地場中小不動産会社

不動産会社を選ぶとなると、まず選択肢にあがるのが大手に任せるのがいいのか、地場中小に任せるのがいいのかの2択でしょう。

大手か中小か、同じ秤では測れないものなんです。
くわしく教えて!

大手不動産仲介会社のメリット・デメリット

大手のメリットはなんといっても顧客の多さです。

高額な費用のかかる宣伝広告も打ち出してくれますので、購入希望者が集まりやすいです。

ネームバリューのある業者だと、とりあえず話を聞いておこうかなと思うもんな。
意識していなくてもTVコマーシャルで聞き覚えがある不動産会社って結構あると思いますよ。

一方でデメリットもあります。

大手不動産会社の顧客はなにも売主だけではありません。

購入を希望してやってくる方ももちろん多いです。

なので、自社が持つ顧客の売主と買主との間でマッチングをと考えます。

それって、早く売れるから助かるよね?
とにかく早く売りたいだけならそれでもいいかも知れませんが、できるだけ高く売りたい方は注意が必要です。

たしかに、自社の顧客から購入希望者をすぐに引っ張ってきてくれれば、売却活動は短くて済むので早く家を売ることができるでしょう。

しかし、このような両手仲介のやり方では、よほどの人気物件でない限り、売主側だけが損をしてしまう可能性があります。

一般的な不動産売買では売主より買主の方が優位なことが多いからです。

たしかに、家を買うときの方がわがまま言えそう。
売る側としては”買ってもらえるなら”という気持ちで条件を飲むことが多いです。不動産会社も売主と買主両方から不動産仲介手数料がもらえるので、値引きをしてでも成約させたいと考えているかもしれません。
じゃあ、どうしても早く売りたい人や、人気の物件を売る人は大手を利用する方がいいのかもね。
そうですね。人気エリアや新興住宅地の物件を探している層は比較的若いため、大手に情報を求めがちです。そういった層とのマッチングを目指すのであれば是非大手不動産会社を選んでください。
大手不動産会社のメリット

・圧倒的な顧客の多さ
・様々な広告媒体を駆使して、宣伝してくれる

大手不動産会社のデメリット

・自社が持つ顧客が優先される可能性がある(両手仲介)

地場中小不動産会社のメリット・デメリット

地場中小不動産会社のメリットは地域に密着した業者が多い点です。

全国規模の王手も各地に支店を持ってはいますが、昔からその地域に密着して育ってきた地場中小不動産会社はより多くの地域情報を持っているはずです。

大手じゃカバーしきれない細かな情報を持っていることが多いんだね。
大手との差別化を図るためにも、そういった努力をしている業者は多いです。

また、地域密着であるがゆえに、信用第一で運営している業者ばかりです。

なので、大手と比べると、一人一人の売主に誠実に向き合ってくれる担当者が期待できます。

悪いうわさがたつと、その地域でやっていけないもんな。
その点はシビアに運営されているはずです。

 

しかし、大手のような宣伝広告が打てないというデメリットもあります。

そのため顧客数も大手と比較すると少なく、買主が見つかるまでに時間がかかってしまうこともあります。

つまり大手にできないことができるけど、大手がやってくれることでできないことも多いと。
ただ、一生懸命な営業員が多い印象です。郊外のエリアでなかなか売るのが難しそうだなと感じている方は地元の不動産屋さんに任せてみるのもいいと思いますよ。
地場中小不動産会社のメリット

・地域情報に精通している
・信用第一の業者が多く、誠実な営業担当に期待できる

地場中小不動産会社のデメリット

・小規規模で運営しているので、大々的な広告が打てない可能性も

大手でも地場中小でも、物件情報は共有できる

大手に依頼した場合でも、地場中小に依頼した場合でも、売りたい物件の情報は「レインズ」という国が指定した情報機構に登録されます。

登録された情報は、他の不動産会社のものも含めて全て閲覧が可能です。

例えば、売り主が地場中小に仲介依頼したとしても、大手が仲介する購入希望者が買主になることもありえます。

なるほど、だったら、大手だとか地場中小だとかで選択肢を作る必要はないってこと?
GOOD!大事なのは、不動産会社を会社で決めるのではなく、ヒトで決めるということです!

3つの媒介契約方法

実は、家を売るときには、なにも一社に絞って契約する必要はないんです。

あれ、そうなの?
媒介契約には複数社と契約を結べる一般媒介契約もあります。

不動産媒介契約には、一般媒介契約専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があります。

  一般媒介契約 専任媒介契約 専属専任媒介契約
契約できる
不動産会社数
複数 1社 1社
売主への
報告義務
なし 2週間に1回 1週間に1回
レインズへの
登録義務
なし 契約後7日以内 契約後5日以内
契約期間 規定なし 最大3ヶ月 最大3ヶ月
個人間売買 できる できる 仲介が必要

不動産会社との媒介契約比較表

一般媒介契約は複数の不動産会社と契約ができます。

しかし、不動産会社には、レインズという国が定めた情報機関への登録義務がないく、売主へ売却活動の報告義務もありません。

また、報酬が得られない可能性があることから不動産会社による積極的な売却活動は期待薄です。

専任媒介契約と専属専任媒介契約は一社とのみしか媒介契約のできない契約方法です。

とくに、専属専任媒介契約となると、売り主は自分個人で見つけた購入希望者に売却するにも不動産会社の仲介が必要なので、不動産会社は、責任をもって積極的に売却活動を行ってくれます。

しかし、3ヶ月間は契約を解除できないので、より慎重に不動産会社を選ぶ必要があります。

じゃあ、一般媒介契約を使って日本中の不動産屋さんに依頼すれば、どこかが絶対売ってくれるでしょ!
本当に単純ですね家島さんって。日本中にライバルがいたら”どうせ仲介手数料がもらえない”ってどこからもほったらかしにされますよ…。

もちろん、一般媒介契約が専任媒介契約や専属専任媒介契約と比べて劣っているわけではありません。

もし、一般媒介契約で複数社と媒介契約をするのなら3社程度にとどめておきましょう。

その程度なら各社で競い合って売却活動をしてくれることが期待できます。

どちらの契約方法にしろ、しっかり不動産会社を絞り込んでおくことが大切です。
人を見る目には自信があるから、一番の不動産会社を選んでみせるよ!
本当ですか?
三軒茶屋さんに相談しているおれの目に狂いはないさ!
調子がいいなぁ…。

 

家を売る流れの中でも、不動産会社選びはしっかり時間をかけたいポイントです。

満足のいく不動産売却のため、妥協せずにパートナーを選んでいきましょう。

まずは複数の不動産会社の査定価格を知ろう

不動産会社の選び方がわかってきたぞ!ところで、不動産会社ってどれくらいあるの?
そうですね…12万業者以上あります。
12万!!?その中から決めるの!?それだけでもう疲れ切っちゃうよ。
だからこそ、不動産一括査定サイトは利用してほしいですね。

提携不動産会社数1600社以上!累計利用者数1000万人以上!『イエウール』

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『イエウール』は2014年から運用を開始した、新興の不動産一括査定サイトです。

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提携不動産会社数が圧倒的に多く、アナタにあった不動産会社を早く見つけることができるでしょう。

どうして一括査定サイトを利用するのがいいんだ?
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なるほど、納得だな…。
慎重にとは言っても、最初は何から始めればいいかわからないですよね。まずは一括査定で、色んな不動産会社を知ることから始めてみてください。

家を高く売るための不動産一括査定サイトの賢い使い方