家を売る期間はどれくらいかかるのか

2018/04/12 投稿 2019/07/04更新

家を売るためにはどれくらい時間がかかるのか、コレって気になりますよね。

アットホーム株式会社の調査には、売り出してから売却までの期間はマンションで6ヶ月、一戸建てなら11ヶ月、平均して8ヶ月だったというデータがあります(アットホーム 「2015年|中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査」より)。

どうやら、一朝一夕ではいかないのが、家を売るということのようです。

不動産売却の期間は、物件の内容によって様々であり、一概には語れません。ただ、一般的には3ヶ月~6ヶ月はかかると言われています。
準備のことを考えると、もっと時間がかかりそうだね。
その通りです。ただ、家を売るための期間は、売主の努力次第で短くすることができます。
そうなのか!?ぜひ教えてほしいぞ!

まずは確認「家を売る流れ」

家が売れるまでの期間を知るためには、まずは家を売る流れを知っておかなければなりません。

家が売れるまでには、売却準備、売却活動、契約引渡の3つの段階があります。

さらに細かく見ていくと、
売却準備には、物件の査定→不動産会社選定→売り出し価格決定
売却活動には、不動産会社による広告掲載→購入希望者の内覧→買主との価格交渉
契約引渡には、売買契約締結→決済と移転登記手続き→買主へ引き渡し
の9つの流れがあります。
それぞれどれくらいの期間がかかるんだろう?
順番に確認していきましょう。

 

売却準備

売却準備の流れは、物件の査定→不動産会社選定→売り出し価格決定です。

物件の査定と不動産会社選びには、不動産一括査定サイトが便利です。売り出す自宅の条件に合った不動産会社を複数選んで、査定見積りを依頼できます。
査定価格を比べて、一番高い金額をつけた不動産屋を選べばいいんだね。
その通りです。ただし、明らかに他の査定額よりも高額の場合は注意してください。悪質な不動産会社は、契約が欲しいためにわざとありもしない査定額をだしてくることもあります。
ええ!?それをどうやって見分けるんだい?
そのためにも、まずは自宅周辺エリアの相場価格を調べておきましょう。相場がわかっていれば、おかしな高額査定に騙されることもなく、売り出し価格を決める上でも参考になります。
じゃあ、売却準備ってけっこうな期間が必要なんだね。
GOOD!準備には時間をいくらかけても、やりすぎということはありません。少なくとも1ヶ月程度は見込んでおいてください。

売却活動

売却活動の流れは、不動産会社による広告掲載→購入希望者の内覧→買主との価格交渉です。

売却活動は、家を売る流れの中で最も時間がかかります。ただし、“超”がつくほど人気物件であれば、あっという間に売れてしまうこともあります。
こればっかりは、縁だもんな。
そうですね。ただ、内覧と価格交渉に関しては、売主の努力も必要になってきますので、忘れないでくださいね。
肝に銘じておくよ!売却活動の期間はかなり幅があると思っていいのかな?
そうですね。物件にもよりますが1ヶ月~3ヶ月をめどに考えていただけるといいかと思います。

契約引渡

契約引渡の流れは、売買契約締結→決済と移転登記手続き→買主へ引き渡しです。

ここでは買主の住宅ローン審査の結果を待つことになるため、1ヶ月はかかると思っていてください。それ以外の手続きに関しては、日程の調整がうまくいけばさほど時間はかからないでしょう。
ここの期間に関しては相手次第になっちゃうってことか。
売主も、事前に必要な書類を準備しておくことを忘れないでくださいね。

不動産会社との契約期間

家を売るときには、不動産会社と媒介契約を結び、購入希望者との仲介をしてもらうことが一般的です。

個人間での売買も可能ですが、面倒な手続きをすべて一人で行わなければならないため、トラブルも多くおススメはできません。

不動産会社との媒介契約には、専任媒介契約、専属専任媒介契約、一般媒介契約の3種類があります。じつは、この3種類の中で専任媒介契約と専属前任媒介契約は、契約期間が3ヶ月と法律で定められています。
じゃあ3ヶ月で売れなかったらどうなるの?
もし3ヶ月で売却ができなかった場合、契約を更新するか別の不動産会社と契約しなおすかを選ぶことになります。なので、売却活動の期間はこの3ヶ月をめどにしておくといいでしょう。

早く家を売るため売主ができる5つのこと

家を売る期間がどれくらい必要かっていうのはわかってきたんだけど、やっぱりできるだけ早く売りたいんだよな。物件次第ってこともわかってはいるけども…。
家を売りたいみなさん全員が思っていることでしょうね。大丈夫です。売主の努力次第で家を売るための期間を短くして、早く売ることはできますよ!

ポイント①売り出し価格の設定に気をつける

売主がどんなにいい家だと思っていても、“この家を買いたい”という人が現れなければ、家は売れません。

そして、売主の売りたい価格と買主の買いたい価格は、往々にして一致しないものです。

愛着のある家ほど、売主は高く売れてほしいという希望を込めた売り出し価格を設定しがちです。しかし、その価格が周辺で売りに出されている物件よりも明らかに高額であれば、見向きもされない可能性があります。
つまり、売り出し価格を決める前には、相場価格を知っておかないといけないんだな。
GOOD!とくに、成約価格の相場を知っておくことが重要です。そのうえで売り出し価格を決めるようにしましょう。

ポイント②不動産会社選びは慎重に

もし、あなたが選んだ不動産会社が、ろくな売却活動をしてくれないような業者だったとしたらどうでしょう。

実際、家が売れるかどうかは不動産会社の頑張りによって左右されます。

自社の広告に物件情報を掲載して、あとは買い手がやってくるのを待つ。

こんなやり方をされてしまったら、家が売れるはずもありません。

不動産会社には、売りたい家にぴったりのパートナーであってほしいものです。そして、パートナーを見つけるために役に立つのが不動産一括査定サイトです。
不動産一括査定サイト?

不動産会社選びには、不動産一括査定サイトを使う

不動産一括査定サイトでは、サイトによって500~1500社の厳選された不動産会社からあなたに合った不動産会社を紹介してくれます。

パソコン、スマホで、いつでも無料で利用できるので、まず不動産会社をしぼりこむために使ってみて損はありません。

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『イエウール』は2014年から運用を開始した、新興の不動産一括査定サイトです。

その成長スピードはすさまじく、わずか3年あまりで累計利用者数は1000万人を突破、掲載不動産会社数も1600社以上に達するなど一括査定サイトの急先鋒です。

提携不動産会社数が圧倒的に多く、アナタにあった不動産会社を早く見つけることができるでしょう。

家を高く売るための不動産一括査定サイトの賢い使い方

複数の不動産会社に一括で査定を依頼できるのはすごいけど、査定を見てどうやって良し悪しを判断すればいいのかな?
不動産会社を選ぶときは、
・査定の根拠は明確か
・売りたい家と同条件または類似物件の売却実績はあるか
・売主と真剣に向き合い一蓮托生で動いてくれるのかこの3つを確認することが大切です。
なるほど!あとさ、長い期間一緒にマイホームの売却を目指すパートナーになるんだから、営業担当の人柄も見て決めたいよな。
GOOD!会社で選ぶのではなく、ヒトで選ぶということが何よりも大切です!

ポイント③売却活動はしっかりチェック

不動産会社の売却活動はしっかりチェックするようにしましょう。

専任媒介契約では2週間に1回、専属専任媒介契約の場合は、1週間に1回の報告義務がありますが、複数社と契約をする一般媒介契約の場合は報告義務の定めがありません。

一般媒介契約であるならば、売主側からよりいっそうのチェックをする必要があります。

不動産会社によっては、売却のための計画書を用意してくれる業者もあります。物件情報サイトなどに自分の家が掲載されているのかどうか、どのように掲載されているかなど、売る側としてしっかり把握しておきましょう。
サボられたらたまったもんじゃないからな!

ポイント④内覧のときの対応

購入希望者が現れると、実際に家の中を見てもらうために内覧を開きます。

内覧は、購入希望者に直接、家の魅力を伝えることができる絶好のチャンスです。

内覧の際には、とにかく家を明るく見せ、新築物件のようなイメージで家の中を整理整頓しておきましょう。また、住んでいた人にしかわからないような情報を伝えてあげることが大切です。内覧の希望が入ったら、不動産会社に任せず、売主自身も同席するようにしましょう。売却理由や、家の状態などで“それを知っていたら家を買わなかった”と思うような情報は、正直に伝えるようにしてください。
ここぞとばかりに、家のことをアピールしていくよ!

ポイント⑤買取という選択

家を売るときには、不動産会社に仲介を依頼するほかに、直接買い取ってもらう方法もあります。

買取であれば、買い手が現れるのを待つ必要もなく、家を売却することができます。

もちろん、仲介手数料を不動産会社に支払う必要もありません。

ただし、買取の場合は、売却価格の60~70%程度の金額になることを覚悟しておいてください。
そんなに安くなるの?
不動産会社は、買い取った家をリフォームやリノベーションをして売り出すことで利益が入ります。買い取っただけではなんの利益もないので、買取価格はどうしても安くなってしまいますね。
どうしても早く売りたい人の最後の手段か。
不動産会社の中には、買取保証制度をとっている業者もあります。あらかじめ決めておいた売却期間で売り切ることができなければ、買取ですぐに売ってしまうというのも一つの方法ですね。

家を売ったその後のためにも

家を売るためには、長い期間が必要です。

この期間は、物件によって様々ではありますが、売主の努力次第でも期間を短くすることができます。

家を売って終わりじゃないんだから、できるだけ早く売ってしまいたいよな。おれも売主として、早く家を売るための努力をしなければダメってことだね!
GOOD!それに、どれくらいの期間がかかるか知っておけば、家を売った後の計画も立てやすいです。客観的に、売却の進み具合を把握できるので、しっかり覚えておいてくださいね。