家を高く売るなら提携社数の多い不動産一括査定サイトを選ぶべし

2018/07/18 投稿 2019/02/27更新

家を高く売る方法

家を高く売るための方法は、“アナタの家を高く買ってくれる買主と出会うこと”に尽きます。

特に、中古物件は、一軒一軒の個別性が高く、定価というものが存在しないため、売主が“5000万円で家を売りたい”なら、“5000万円でこの家を買いたい”と考えている買主との出会いが必要不可欠です。

その出会いを手助けしてくれるのが、不動産会社であり、自分にピッタリの不動産会社を見つけるのに役立つのが、不動産一括査定サイトです。

家を高く売るための不動産一括査定サイトの賢い使い方

不動産一括査定サイトは、現在30サイト以上存在しています。もし、家を高く売りたいと考えているのなら、『イエウール』や『イエイ』など、提携不動産会社の多い不動産一括査定サイトを利用するのがおススメです。
どうして、提携している不動産会社が多い方が家を高く売りたい人におススメなんだ?
不動産会社にはそれぞれ得意不得意があります。多くの不動産会社を比較できる方が、自分が売りたい家の売却が得意な、ピッタリのパートナーを見つけられる可能性が高いというわけです。
言われてみれば確かに。
詳しく解説していきますね。

 

提携不動産会社が多い=比較対象が多い

提携している不動産会社が多いということは、大手不動産会社を含め、地場中小不動産会社にまで査定が依頼できるということです。

冒頭でお伝えした通り、不動産会社には、それぞれ扱う不動産の得意不得意があります。

あなたの知らない地場中小の不動産会社が、アナタの売却する家を得意としてきた業者ということもありえるのです。

そんな不動産会社を見つけるためには、より多くの不動産会社と提携している不動産一括査定サイトを利用するのが近道になります。

提携不動産会社数が少ないサイトには登録されていない不動産会社にも依頼することができますからね。
なるほどね。たしかに、提携数が多い方が、比較できる不動産会社の数も多くなるし、自分にピッタリの不動産会社が見つかる確率も高くなるよな。

ライバルが多い分査定価格も高くなる

また、提携している不動産会社が多いということは、登録している不動産会社にとっては、ライバルが多いということになります。

不動産会社が、売り手と買い手を仲介して得られる報酬は、売買契約が成立したときの不動産仲介手数料のみです。

そのため、まずは売主との契約を勝ち取らなければ、査定をしたところで1円の儲けにもなりません。

不動産会社には、売主が一括査定サイトを通じて査定を依頼してきたことが伝わるため、ライバルに負けないようにと、高額な査定価格を提示してくれる傾向にあるようです。

ちなみに、不動産会社に支払う不動産仲介手数料は【売却代金×3%+6万円+消費税】になります。
査定を依頼したり、契約を結んだりしただけじゃ、不動産会社にお金を払わなくてもいいんだね。
そういうことになります。
で、提携不動産会社数が多い一括査定サイトを使えば、ライバルたちを振り切るために、高めの価格で査定をしてくれる不動産会社が出てくるわけだな。
GOOD!その通りです!
じゃあ、あとはいちばん高い査定価格を出してくれた不動産会社に、売却をお任せすればいいんだね?
残念ながら、そういうわけにはいきません。

 

査定価格は売れそうな価格

不動産会社が提示してくれる査定価格は、あくまでその不動産会社が“この金額ならうれそうだな”と判断した価格にすぎません。

5000万円で売りたい家は、5000万円で買いたい人が現れてはじめて、5000万円で売却できるのです。

なので、必ず不動産会社の査定価格通りに売却できるとは考えないようにしましょう。

 

高額な査定価格をエサにする悪徳業者に要注意

高額すぎる査定価格には、注意してください。

契約を取りたいだけ、自分の顧客のリストに加えたいだけの悪徳業者が撒いたエサの可能性があります。

なんだってー!?
提携不動産会社が多い分、そのような悪徳な手口を使って、売主の利益を考えず、両手仲介だけを狙った不動産会社が紛れている危険性も考えなければなりません。

 

両手仲介の罠

「両手仲介」という言葉をご存知でしょうか。

1人の担当者が、不動産の売主と買主、両方の仲介役を担うことを指した言葉です。

悪徳な不動産会社が、両手仲介を狙うのは、仲介手数料が2倍になるからです。

1人の担当者がことを進めてくれた方が、スムーズに売買が済みそうなイメージを持たれるかもしれませんが、家を少しでも高く売りたい売主と、家を少しでも安く買いたい買主、どちらにもいい顔をして売買を進めるのは、相当至難の業です。

超が付くほどの人気物件でもない限り、家の現金化を迫られている売主側が折れて、売買が成立するパターンがほとんどなので、家を高く売りたいのであれば、両手仲介のみを狙う不動産会社は避けたいところですが、巧妙な手口で両手仲介を狙う不動産会社は、今も存在しています。

両手仲介って違法なのか?
海外では両手仲介が禁止されている国もありますが(アメリカやシンガポールなど)、日本の場合、違法ではありません。ただし、両手仲介を狙って、扱っている物件の情報を他社に隠したり(囲い込み)、高額すぎる価格で売り出して物件を放置したりするやり方(干し)は違法です。
そうなのか…。でも、囲い込みや干しが行われているかどうかなんて、こっちじゃわかりようない気がするんだけど?
おっしゃるとおり。なので、査定を比較する段階で、不動産会社が悪徳な業者かどうかを見抜く力を持っておかなければいけません。

不動産一括査定サイトを利用する前に準備すべき2つのこと

不動産一括査定サイトを利用する前には、

・相場価格を調べる
・不動産会社選びのコツを知る

この2つの準備が欠かせません。

相場価格の調べ方

相場価格は、インターネットを使って、過去の売買事例を調べることで把握することができます。

おススメは、

・レインズマーケットインフォメーション
・土地総合情報システム

この2つのサイトです。

それぞれ、過去の売買事例が蓄積されたデータベースとなっており、売り出す家に近い条件の家を見つけ出すことができるはずです。

事前に相場価格を知っておけば、相場よりも明らかに高額な査定価格に気づくことができるってわけだな!
GOOD!相場価格の調べ方はコチラ【家を売る前に相場を知ろう!「成約相場」がわかるおススメサイト!】で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください!

不動産会社選びのコツとは

不動産会社を選ぶコツは、

・査定価格に根拠があるかどうか
・売り出す家に近い条件の売却実績があるかどうか
・売主と一蓮托生で売却活動に挑んでくれるかどうか

この3点です。

とくに、高額な査定価格に騙されないように、査定価格の根拠は、必ず聞き出すようにしてください。

査定価格の根拠は、査定を依頼した中で、いちばん高額な査定をつけたところ、いちばん安価な査定をつけたところ、この2社には必ず聞いておくようにしてください。
安い価格をつけたとこにも聞くのか?
もしかしたら、その会社しか手に入れていないマイナス要因の情報があるかも知れませんからね。なぜその金額になるのか、どうやってその金額で売るつもりなのか、必ず聞いておくようにしましょう。

また、査定価格の根拠に納得ができ、実績も申し分ない不動産会社が見つかったとしても、一緒に売却活動に挑むパートナーになれるかどうかが肝心です。

家を売るためには、最低でも3~6ヶ月程度の期間が必要になります。

その期間を共にできるベストパートナーを選ぶようにしましょう。

ようするに、契約する不動産会社は、会社で決めるのではなく、担当者、つまり人で決めるということです。
そういうことか!大手だからとか、中小だからとかじゃなく、担当者の良し悪しで不動産会社を決めるようにするよ!
GOOD!不動産会社の選び方はコチラ【家を売るための重大ミッション!「不動産会社選び」の3大要素】でも解説しているので、ぜひご覧ください!

提携不動産会社数の多いおススメ不動産一括査定サイト

30以上ある不動産一括査定サイトの中でも、提携不動産会社数の多さでおススメしたいのが、

・イエウール
・イエイ
・LIFULL HOME’S

の3つです。

サイト名 実績 特徴 提携不動産会社数 運用歴
イエウール 累計利用者数1000万人以上 ・提携不動産会社数の増加率が圧倒的
・全国津々浦々のエリアをカバー
1800社以上 2014年
イエイ 年間利用者数400万人以上 ・イエローカード制度で不動産会社を厳しく監視
・お断り代行サービスなど、サポート体制充実
1000社以上 2007年
LIFULL HOME'S 累計利用者数420万人以上 ・会員登録後に、匿名査定、プライスマップが利用できる
・売却~住み替えまで1つのサイトで完結できる
1700社以上 2014年

 

圧倒的な最長スピードで利用者も提携不動産会社も増加中の『イエウール』

イエウールLPファーストビュー

 

イエウールは、2014年にスタートした不動産一括査定サイトです。

誕生からわずか3年で、利用者数は1000万人を突破し、提携不動産会社数も1800社以上と、今飛ぶ鳥を落とす勢いのサイトです。

また、売却を専門としたサイトのため、売却に強い不動産会社しか集まっていないサイトと言えます。

多くの不動産会社の中から、売却する家にピッタリのパートナーを見つけたい方にはピッタリの一括査定サイトになっています。

 

不動産一括査定サイトの老舗『イエイ』

初めて家を売るときにおススメの不動産一括査定サイト『イエイ』はこちら!

提携不動産会社数1000社越えの不動産一括査定サイト『イエイ』

 

イエイは、2007年に運用がスタートした、不動産一括査定サイトの中でも歴史の長いサイトです。

現在、年間利用者数400万人以上、提携不動産会社数も1000万社を超えています。

また、イエローカード制度や、お断り代行サービスなど、悪徳な不動産会社を規制するための体制も整っており、安心して利用することができる不動産一括査定サイトです。

 

TVCMでもお馴染み『LIFULL HOME’S』の不動産一括査定

LIFULL HOME'S 不動産売却査定サービス

匿名査定も可能な『LIFULL HOME'S』 不動産売却査定サービス

 

ホームズの名で聞き覚えのある方も多いでしょう(2017年からライフルホームズになりました)。

物件探しのサイトとして有名ですが、売却のための一括査定もできるのです。

“掲載物件数ナンバーワン”のフレコミ通り、提携している不動産会社数も1600社以上。

会員登録後、匿名の査定依頼をすることもでき、まずは簡単な査定価格が知りたいという方でも気軽に利用することができます。

売却から住み替えまでの流れを、このサイト1つでまかなうこともできるほど、ボリューム満点のサイトになっています。

 

提携不動産会社が多いサイトで、家を高く売ろう(まとめ)

家を高く売るための、不動産一括査定サイトの選び方、おわかりいただけましたか?
ありがとう!『イエウール』みたいな提携不動産会社が多い一括査定サイトは、多くの不動産会社を比較できるから、売主の希望に合った不動産会社が見つかる可能性が高そうだな。それに、不動産会社にとってもライバルが多いってことだから、高い査定価格が付きやすいってことがわかったよ。
その通りです。ただし…
ただし!根拠のない高額な査定価格には要注意だろ?不動産一括査定サイトを使う前に、相場価格を調べておくようにするよ。それから、不動産会社は、ちゃんと担当者で選ぶようにする。
GOOD!それがわかっていれば、一括査定サイトで、家を高く売るためのパートナーを見つけることができますよ!